「まっすぐ引いて、まっすぐ出す」パッティングを目指すなら、三角形の構えではなく「五角形」構えがしっくりくるかもしれません。特にマレット型パターを使用しているゴルファーにとっては、肩を支点にした再現性の高いストロークが求められます。本記事では、五角形構えの理論と実践的な練習法を紹介します。
※ピン型・ブレード型パターをお使いの方は、三角形ストロークの記事をご覧ください。
五角形の構えとは何か?
「五角形」とは、両肩、両腕、グリップ、そして前腕を結ぶ安定した構えの比喩表現です。この構えでは肩支点でクラブを操作することで、フェース面を開閉させず、まっすぐ引いてまっすぐ出す軌道を再現できます。
なぜ五角形がマレット型に合うのか?
マレット型パターの特徴は、
- 重心が深く、直進性に優れている
- フェースの開閉を抑えた打ち方が合っている
- ストレートストローク向きの形状
こうした特性にマッチするのが「五角形構え」であり、肩から肩への振り子のような動きで安定したストロークを実現します。
正しい五角形構えの作り方
以下の手順で構えをつくりましょう:
- 肩幅よりやや狭めにスタンスを取る
- グリップは軽めに握り、両腕は伸ばし気味に構える
- 両肩・前腕・グリップで作られる五角形を意識
- 肩を支点に、胸の前から動かさずにストローク
この構えを保つことで、手先ではなく身体全体を使った一貫性あるパッティングが身につきます。
五角形を活かしたストレート軌道練習法
五角形を体で覚えるためにおすすめの練習法:
- ストレートライン練習:目印テープをまっすぐ貼り、ヘッドを沿わせて打つ
- 肩支点スイング練習:鏡で肩の高さと動きをチェック
- 壁ドリル:壁に背をつけた状態でストロークし、身体のブレを防ぐ
マレット型は「方向性」に優れるため、こうした直線的な動きを磨くことがスコアアップに直結します。
100切りを目指すなら五角形が効く理由
スコア100切りのためには、3パットを減らすことが極めて重要です。五角形の構えを意識すると:
- 方向性の安定 → ショートパットの成功率が上がる
- フェースのズレが減る → 距離感のブレが少ない
- 再現性が高まる → 迷いが減る
特にミスが左右にブレやすい人には、この「肩支点」「五角形構え」は非常に有効な対策になります。
よくあるミスと対策
- 腕だけで打とうとして肩が動かない → 軽く胸ごと動かす意識
- グリップをギュッと握る → 指3本で支えるくらいの軽さに
- フォロースルーで左肩が上がる → 左肩を低く保つ意識
まとめ:五角形構えでパッティングに一貫性を
マレット型パターを使うゴルファーは、ストレート軌道を活かすためにも「五角形構え」がベースになります。再現性を高め、3パットを減らすためにも、五角形を保った肩支点のパッティングをマスターしましょう。
※ピン型・ブレード型ユーザーは、三角形ストロークの記事もぜひご覧ください。
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